願成就院 ~運慶真作の国宝不動明王立像、関東三十六不動を回ったならぜひ!~
(平成29年6月10日参拝)
静岡県伊豆の国市にあるので関東ではないのですが、お不動様をめぐる旅にぜひ入れたいのがこちらの願成就院(がんじょうじゅいん)です
東海地方ですが神奈川県を越えてすぐの伊豆地方なので関東三十六不動第29番苔不動尊さんへいくのとそんなに変わりませんよタブン
※新宿起点で苔不動へは車で約100km:1時間45分、願成就院へは145km:2時間15分くらいでしたorz
伊豆地方は源頼朝が平治の乱のあと流刑となった場所で、鎌倉に幕府を開くまでの間の多くの足跡・言い伝えが残されています
お寺をめぐる際には軽く当時の歴史をおさらいしていくと理解が深まりそうです
天守君山 願成就院
願成就院(がんじょうじゅいん)は高野山真言宗のお寺でご本尊は阿弥陀如来です
創建は文治5(1189)年、1192年に鎌倉幕府を開く源頼朝の奥州平定の戦勝を祈願して北条時政が建立しました
大御堂にはご本尊の阿弥陀如来坐像と不動明王立像・童子像2体、毘沙門天像が安置されていますが、すべて仏師運慶の真作として認められた国宝となっています
運慶展の記事によると運慶の仏像をみた源頼朝が義父北条時政のために最初に依頼したのが毘沙門天、それを気に入って北条時政自らも運慶に依頼して作られたのが阿弥陀如来・不動明王と童子ということですが、実際の胎内名札では不動明王と毘沙門天像は同じ作成開始日が書かれているなどの話もあります
登録としては5つで1指定とのことですが、国宝の仏像5体が一カ所に安置されているというのはなかなかないと思います、公式ホームページでは写真を見ることができます
また毎月28日に護摩焚き御祈祷が行われていて、郵送での申し込みもできるようです
境内を歩く
ホームページもわかりやすく、よく作られていて国宝のあるお寺・・ということで結構観光名所的なイメージ(人多そう)がありましたが、国道からすこし入ったところにあるとても静かなお寺でした
石標
山門の少し手前にある石標「國寶(国宝)旗挙不動尊」
奥州討伐の旗挙げということでしょう、ちなみに願成就院から国道を挟んで反対方面に伊豆滝山不動尊があり、こちらも旗挙げ不動尊と呼ばれているようです
ただ、こっちは文覚上人が頼朝に源氏再興の挙兵を勧めたとされる場所で、1180年ころの話ではないかと思われます
山門
山門前に車をとめることができます
本堂
山門を入って左手前方には茅葺屋根の見事な本堂
大御堂
山門から正面にある大御堂に国宝の仏像が安置されています
こちらは裏の宝物館の見学と合わせて拝観料400円が必要です
入口右横に受付兼授与所がありますので、そちらで拝観を申し込みます
ちなみに御朱印もこちらでお願いします
先に御朱印帳を預けて、中を見学している間に書き入れていただきました
中の仏像は素人でも違いが感じ取れるくらい実に見事なものです
お不動様と毘沙門天はものすごくきれいで、900年近く前のものとはとても信じられません
特にお不動様は各地のご本尊を見てきましたが正直呼吸を忘れるくらいまっすぐで力強いお姿で、何度でも見に行きたいと思うものでした
いわゆる目をしかめているいつものお不動様ではなくしっかりと前をみていて、しなやかな体つきも相まって若々しさがあるというか・・・
運慶って有名な仏師・・くらいの認識でしたが、ほんとスゴイ
ちなみに土日は運が良ければボランティアの方の解説を聞くことができます
伊豆の国市の観光地(韮山反射炉とか)で持ち回りで解説活動をされているとのことでした
宝物館のほうには北条政子の顔の地蔵菩薩像や北条時政公の像、国宝の仏像の胎内から出てきた運慶作を示す塔婆形名札などを見ることができます
石造五百羅漢
現代の五百羅漢を作るプロジェクトのようで、だれでも一体18万円で制作・奉納できるみたいです
眼鏡をしていたり、本を持っていたりいろいろな個性があって面白いです
なんだろう雰囲気がラズウェル細木さんが描くキャラクターに似ている気がする・w・
鐘楼
立派な鐘楼があります、すぐ隣が民家で除夜の鐘とかは大変そう
御朱印
大御堂の受付のところで御朱印をいただきました(各300円)
通常いただけるのは阿弥陀如来ですが、聞いてみたところ不動明王の御朱印もいただけました
今回は聞きませんでしたがもしかしたら毘沙門天もあるのかもしれません
阿弥陀如来
源頼朝公祈願所 奉拝 日付
本尊 阿弥陀如来
伊豆韮山 願成就院 天守君山願成就院
不動明王
源頼朝公祈願所 奉拝 日付
大聖不動明王
伊豆韮山 願成就院 天守君山願成就院
ちなみに受付にいらっしゃったのはどうみてもヨーロッパ系の方で御朱印を書いてくださると聞いて一瞬戸惑ったのですが、見事な墨書きにびっくりしました
ボランティアの方に伺った話ではイギリス出身の方でご住職の娘婿さんとのこと、娘さんはいま高野山へ出向いているそうなんです
詳しいなボランティアさん!(;・ω・)
特別展「運慶」
明日2017年9月26日から11月26日まで、東京国立博物館で興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」が開催されます
もう一つ三浦半島の浄楽寺というところからはすべての国宝仏像が出展されると解説のボランティアさんから伺いました
こちらもお不動様があり、写真で見る限りは同じ時期のわりにはずいぶんと厳つくなっているなと思います
浄楽寺へはまた別の機会に参拝してみたいものです
なかなか行けない関西からの出展も多いみたいなのでなんとか期間中に一度行ってみたいものです
というわけで今回は初めて仏師・運慶にまつわる参拝となりました
伊豆88 札所0番へ行ってきた
伊豆88を知るきっかけになったのは河津桜のイベントとコラボしていた御朱印ウォーク
近年の伊豆88遍路を大きく広げていらっしゃる伊豆霊場振興会の札所0番へ行ってきました
0番札所というネーミングは正直衝撃的でした
伊豆霊場振興会の事務所であり、情報発信・用品販売の拠点です
普通なら札所となっている寺院で構成される霊場会があるのですが、伊豆88はまだそれがないため、振興会は「伊豆霊場会」の発足を目的としているそうです
御朱印の観点からいえば、0番札所は他札所で御朱印を受けられなかったときのバックアップ的存在です
専用納経帳を使っているときに限り、不在などで御朱印をいただけなかった場合にアプリでの記録や記念写真などをもってここにくれば、事前に各寺院から預かっている押印済みの御朱印を頂けるというシステム
※日付ははいらないぽいです
※2周目の重ね印などは対応不可
※可能な限り、すべて回り終えたあとで差替え対応させていただきたいとのこと
この時お話を聞いてすでに8月には実施されていますが専用納経帳に白紙が付属するようになりました
書き入れ対応ができる札所では白紙に書き入れていただき、ご住職など書くことができる方がご不在の場合は印刷された墨書きの用紙に印のみをいただき、無住・ご不在でそれも無理だった場合は0番札所で後日差替えをいただく
「いつかすべての札所の手書きの御朱印を揃えたい」
当日お話を聞かせてくれた方が四国遍路の納経帳をみながらおっしゃっていましたが、それを実現するための熱意とアイデアを感じずにはおれません
いままさに復活に向けて動き出しているところに立ち会っている気分でした
いつか「今は書家さんがいるけど、俺たちが回ったころはまだ印刷の用紙に朱印をいただくような感じだったんだよ」というようになるのかもしれません
0番札所では各種用品の購入や、専用納経帳の墨書きのオリジナルを見ることもできます
興味のある方、すでに回り始めている方もぜひ一度立ち寄ってみていただきたいです
ちなみにこの日はガイドブックと納札、それに車用のマグネットを購入してきましたヾ(o・ω・)ノ
残り100日あまり、関東三十六不動総開帳情報(9/5)
早いもので平成29年も9月に入りました
丁酉のお不動様総開帳も残り4か月、ほぼ100日程度となります
関東三十不動霊場会のホームページでいくつか発表・案内がありましたのでこちらでも紹介させていただこうと思います
来年も散華シールは在庫のある限り配布
在庫があるのか・w・? 来年も在庫がある限り散華シールはいただけるみたいです
ご本尊・童子図のカラー版はそのまま継続ということで、御朱印代400円に値上がりしたのはこのまま継続になりそうな予感
特別出開帳 お砂ふみ
4月に志村不動尊で行われた特別出開帳のお砂ふみが岩槻大師で行われるそうです
平成29年 9月28日(木) ~10月1日(日)
各寺院 平成29年丁酉歳 総開帳日一覧表
各寺院の開帳日一覧やご本尊を拝観できるかなどがまとめられています
どうして今頃になってでてきた(笑
たぶん私もそうでしたが、総開帳といえばお姿が見えるものと普通は考えるんじゃないかと思うんですよね、結構パンフレット片手に回っている方も多かったので問い合わせが重なったのかな?新たな情報から気になったところとわかる範囲での補足をいれてみます
第1番大山不動尊
毎月8のつく日は御開帳で有料で内陣を拝観できたはず(400円くらい)
第2番清滝不動尊
12月はお堂を閉めてしまうのかな?近いので今度聞いてみよう・・でも1月に参拝したとき御真殿から不動堂を通り抜けて下へ降りられた気がする
第6番神木不動尊
こちらはお不動様は絶対秘仏と書いてあった気がする、初不動の1/28法要の時も厨子は開いていなかったはず・・・
第14番目白不動尊
お堂の外から見えたお姿はお前立ちだったのか・w・;159月の28日に30分だけ拝観できるというのは初耳でした
今年は無理だけど酉年以外もぜひ行きたい!
第26番西新井大師不動堂
28日はお堂に入れるとのこと、前回は確かにお堂の障子が数センチ開いているだけで全く中はわからない状態でした
第30番不動ヶ岡不動尊
こちらのご本尊は写真でも載っていなくてわからなかったけど12/8のみ拝観できるとのこと
ホームページの年中行事をみてみるとその日は「お不動様のおすす取り・御開帳」となっています
まとめ
ご本尊のお姿を拝するのが全てではありませんが、それでも機会があれば・・と思うのは否定できないところだと思います
こうして霊場会のホームページで情報をまとめていただけるのは参拝する身としては大変ありがたいと思いました
なんとか今年、西新井大師と不動ヶ岡を回っておきたいなぁ・・・
そういえば冬至に合わせて関東三大不動の高山不動尊(埼玉県飯能市)も御開帳がありました
あそこももう一度しっかり調べておかないといけないなぁ・・・
*1:総開帳記念 散華シールの授与について
年内に巡拝を終えられなかったお方の為、散華シールの授与のみ一年間延長いたします。
平成29年年末から巡拝を始めても間に合います。
ただし数に限りがございますので、平成30年はお早めに巡拝ください。なくなり次第、散華シールの授与は終了となります。
各寺院によって、終了するタイミングは異なることになると思います。
「参拝しました」と申し出れば、一ヶ寺ですべての散華シールが入手できるような話もありますが、そのようなことはございません。
正式なものは各寺院のみで、授与しております。
尚、カラー版の童子図は、今後も継続いたします。
散華シールを貼る台紙は、本年12月31日で授与を終了いたします。
平成29年7月30日
伊豆88 第23番 日金山東光寺~箱根に祀られていた金銀2つの地蔵尊
(平成29年6月10日参拝)
いろいろ生活がばたばたしていて、参拝もブログも思うようにできずorz
すでに2か月以上過ぎてしまいましたが、伊豆88その後です
松崎や下田の御朱印ウォークは都合がつかず回れませんでしたが、伊豆にはここ数年縁があるので近くの札所を少しずつ回っていこうと言っているところです
今回参拝したのは箱根の山から伊豆半島へ抜ける伊豆スカイラインの熱海峠IC入り口付近、十国峠山頂から徒歩でも行ける第23番札所・東光寺です
第23番札所 日金山 東光寺
日金山東光寺(ひがねさんとうこうじ)は真言宗のお寺でご本尊は延命地蔵菩薩
このご本尊は源頼朝が建立したとされており、東光寺ももとは伊豆山神社の元宮とされておりました
伊豆地方の死者の霊魂はこの日金山に集まるといわれていて、お彼岸にお参りすると知り合いの後姿を見つけることができるんだとか
現在は無住のため、納経は24番札所の般若院で受け付けていただけます
なおお寺のホームページでは塔婆供養・御朱印は事前に電話連絡をと書かれています
ホームページがいつの頃のものかちょっとわからないので確認が必要そうです
境内を歩く
伊豆スカイラインの少し手前を熱海日金山霊園方面へ入り、霊園駐車場を通り過ぎると対向車がきたらやばい・・・という感じの細道になります
車が一台ぎりぎり通れるくらいで結構きつい山道です
十国峠山頂からのハイキングコースもあるので、のんびりのときはそちらからでもよさそうです
境内までたどり着くと結構開けていて、集会所になりそうな建物や納経所などお彼岸のころはにぎやかになるのかな?という感じのお寺でした
参道から本堂を望む
窓越しに本堂をのぞくと大きなお地蔵様がいらっしゃいました
ユニークな表情の石仏も
閻魔王と脱衣婆だそうです
婆のほうが怖い・w・;
鐘楼と相模湾・湯河原方面の眺め
鐘楼のところから相模湾が見えるんですがちょうど木々の間に街と海がみえて壮観でした
縁起の看板と納経所
看板に供養の初穂料金表などがありましたが、集印のところをみると、伊豆88・駿河一国・横道33の3つの札所を兼ねているようです
ともに観音霊場で駿河は島田市など静岡の西側から沼津にかけて、横道(よこみち又はおうどう)は南伊豆を中心に札所があるようでここ熱海は各霊場のエリアからは結構はずれているような気もします(だから番外なのか・・?)
御朱印
今回は誰もいらっしゃらないのでいただくことはできませんでした
24番へ行ったときにいただく予定です
ネットで検索してみたけど、こちらの御朱印は出てこなかった・・・
上の脱衣婆なんかはでてきたんですが(笑
箱根の金銀地蔵尊
箱根には日金山と白銀山があって、かつて金銀2つの地蔵尊が祀られていたと伝えられています
金はここ東光寺、銀は小田原市板橋にある板橋地蔵尊で、こちらの延命子育て地蔵菩薩像は弘法大師作と伝えられています
この地方では、新仏が出たときは3年間続けて板橋地蔵尊に参詣する慣習があるといい、大祭の日にお参りすると亡くなった人と瓜二つの顔の人に会えるといわれているそうで、日金山のお彼岸にお参りすると知り合いの後姿を見つけることができる、という話に通じるものがあります
ちょうど8月の縁日が板橋地蔵尊の大祭だったのですが、あまりに混雑するということで静かな時に一度行ってみたいと思っています
今日の一枚
今年あと1回!目赤不動尊の黄金不動明王像御開帳
(平成29年5月28日参拝)
今年3月に関東三十六不動巡りで参拝した目赤不動(大聖山南谷寺)
酉年開帳の今年でもたった4回だけ拝観することができる、黄金の不動明王像の御開帳「酉年正五九御本尊お開帳」に行ってきました
(前回の参拝記事はこちら)
不動堂・正五九御本尊お開帳
前回は閉まっていた不動堂が解放され、奥の御前立不動明王像の右上に厨子があり、その開かれた扉の中に噂に聞いた一寸二分の黄金像がありました
普段は御前立像の胎内に納められていると聞いていますが、御開帳の時に移されるための厨子なのかな?
前回この厨子があったかどうかちょっと覚えていないんですが・・・
飛不動のご本尊も同じく金色でしたが、こちらは同じ金色でなおかつものすごく小さいので一瞬「(o・ω・)ちょぅ・・・ごぅ・・・き・・・ん?」と思ってしまいましたごめんなさいごめんなさいごめんなさい
不動堂内の4つのろうそくの真ん中に御前立ご本尊、一番右のろうそくの斜め上に黄金像の納められた金色の厨子があります
本堂に案内の方がいて、本当に至近距離で拝ませていただけました
本堂前ではお守りや護摩木も置かれていました
御朱印拝受は大行列
そして御朱印、今回は自分の御朱印帳に書いていただこう・・・とおもったわけですが、さすが御開帳日真昼間の炎天下というコンディションの中大行列です
とはいえお寺の本堂でも法要?が行われていたりこれだけお忙しい中御朱印を丁寧に書いていただけるのは本当に有難いです
13時くらいに並んで14時過ぎに御朱印をいただけましたので、1時間ちょっと
次の9月の御開帳は暑さも和らいだころだとよいですが、御朱印いただく方はもう朝から行ったほうがいいかもしれません(๑>◡<๑)
ちなみに入口には受付終了は16時、と書かれていました
江戸五色不動の御朱印
いただいた御朱印は特に何も言わなかったのですが、江戸五色不動のものでした(300円)
五色不動・・・そうか・・そういう種類のもあるのか・・・
個人的にはこの細く流れるような墨書きはとても好きなタイプです
とくに御開帳記念の印などはありませんでした
日付でわかる人はわかる、という感じですね
特に屋台がでたりといったいわゆる縁日のお祭りではありませんでしたが、人出だけはものすごい状態でした
並んでいる間、関東三十六不動のパンフレットを手にしていた方も多くて年齢層も幅広かったのが印象的でした
本当に知らないだけで一歩入ったところにはいろいろな、大きな世界があるものなんだなぁ・・・
東京十社巡り、白山神社と関東松尾神社
(平成29年5月28日参拝)
他の十社と比べるとこじんまりとした静かな神社でしたが、6月に入ると境内のあじさいが満開でお祭りも開催されるようです
ちなみに通常時期のご朱印は基本的に書置きの授与となります
お正月やあじさい祭りの期間など人出がある時期には書き入れしていただけるという話もあります
白山神社
白山神社は天暦2年(948)、加賀国一之宮の白山(比咩)神社を勧請したと伝えられています
御祭神は菊理姫命(くくりひめのみこと)※白山比咩神と同一神、伊弉諾命(いざなぎ)・伊弉冊命(いざなみ)
菊理姫命は黄泉比良坂の逸話でイザナギ・イザナミの口論となったのを仲裁したということで縁結びの神とされているそうなんですが、どちらかというと断ち切ったような気がする・・・(;・ω・)マァキニシナイ
当社は最初は現在の本郷一丁目(水道橋・東京ドームの近く)、その後江戸時代、2代将軍秀忠の時代に現在の小石川植物園内へ移り、さらに5代将軍綱吉の屋敷造営のため明暦元年(1655)現在地に移ったそうで、この付近の「白山」という地名の由来となりました
毎年6月には文京あじさいまつりが開催され、境内や隣接する白山公園の紫陽花は3,000株近くになるそうですこの期間中は普段入れない富士塚が公開されるということでした
先日の羽田神社や以前訪れた品川神社にもありましたが、神社と富士塚は結構ある組み合わせなのですね
御由緒書き、クリックで拡大ヾ(o・ω・)
境内を歩く
歩く・・・といっても意外と境内はこじんまりとしています
鳥居をくぐって参道脇に一般の有料駐車場があったり都心ならではの光景でした
鳥居
本殿
社務所
お昼の時間は受付が閉まっています
社務所と本殿の間に富士塚への通路があるそうですが、あじさい祭り期間のみの公開となっていてこの日はいけませんでした
狛犬
普段狛犬はあまり写真に撮らないのですが、なんとなく愛嬌のある顔だったので撮ってみましたw
紫陽花の開花にはちょっと早かったようで、まだ緑の紫陽花の株が参道を彩っていました
今回は富士塚だけでなく見られなかった境内社も多かったのでまた立ち寄りたいと思います、白山公園からは本殿をうしろから望むことができるみたいです
御朱印
先にも書きましたが、通常の御朱印は書置きのみとなります(300円)
ただ一枚一枚半紙に書かれたものを厚紙で挟み込んで輪ゴムまでかけてくださっていて気づかいがうれしいものでした
墨書きもかなり迫力があります
関東松尾神社
ずいぶん昔「夏子の酒」という漫画でお酒の神様のことを松尾さまと呼んでいるのを見ましたが、その醸造神を祀る京都の松尾大社から勧請された神社らしいです
御祭神の大山咋神(おおやまくいのみこと)はこの松尾神社や日枝大社で祀られている御祭神、そういえば相模国三ノ宮の比々多神社の相殿神に大酒解神(おおさかとけのかみ)として大山祇神が祀られていましたが、大山祇神と大山咋神は度々混同してしまいよくわからなくなってしまいますorz
子安神社、八王子最古の神社 今月末は祇園祭も
(平成29年5月28日参拝)
京王八王子駅から徒歩3分、出産・育児情報誌のたまごクラブにも案内が掲載されている安産祈願で有名な子安神社です
高幡不動へいく途中八王子で京王線に乗り換えたのでチャンスとばかりによってみました(๑>◡<๑)
最初入口を間違えて甲州街道のほうへ出てしまいそちらの入り口は閉まっておりました
来週2017年7月22~24日は「祇園祭」が開催されます
お祭り期間中は限定の御朱印もあるみたいですよ
子安神社
子安神社は天平宝字3(759)年に天皇のお后様の安産祈願のために創建されたと伝えられ、以後安産の神社として崇敬される八王子最古の神社です(平成21年に創建1250年を迎えたとのこと)
御祭神は木花開耶姫命
境内
鳥居から正面に本殿、本殿の右側にもう一つ鳥居があり奥へ進むと
金刀比羅神社があります
そのほか境内社・末社・御神池など、特に御神池は御朱印の俳句に詠まれた池です
鳥居
朝からたくさんの車、お宮参りの人が何組もいらっしゃいました
子安神社と金刀比羅神社
左の子安神社の社殿は何度か焼失・再建をされたもので現在の社殿はおよそ70年前のもの、リーフレットに書いてあるのですが火災の勢いが激しく、神社の周りに植えられている欅の木のやけどの跡はみんな社殿の方角を向いているとのこと
右の金刀比羅、写真は拝殿で昭和に増築されたものですが中の本殿そのものは江戸時代の創建当時のものがそのまま残っているそうです(土蔵造りで延焼しなかったのだとか)
次に行ったときにはそんなところもよく見てみたいなぁと思います
御朱印と御朱印帳
御朱印帳
神社の御朱印帳は3種類あります
御朱印帳だけであれば、郵送でも申し込むことができます
通常の御朱印
珍しいなと思ったのですが、神社名または俳句の御朱印が用意されています
今回は子安神社の神社名と俳句の2つをいただきました(各500円)
また、手作りの御朱印帳しおりがいただけます
(神社名)
(俳句)
詳細は神社のホームページや御朱印の挟み紙に書かれています
夜間参拝御朱印(4月)
4月上旬の桜の満開時期に境内の枝垂桜をライトアップする「夜間参拝」が実施されますが、その期間のみ「木花開耶姫命」の御朱印がいただけます
ぜひ来年いただきたいものです
今年は4/7(金)8(土)9(日)の3日間だったみたいで、御朱印帳に書き入れの場合は2ページ分、そのほか書置きも準備されているみたいでした
>http://ameblo.jp/micochanblog/theme8-10097338751.html
祇園祭(ぎおんさい)御朱印(7月)
ちょうど来週くらいに行われる祇園祭でも限定御朱印がいただけます
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の御霊を乗せた御神輿が八王子の街を巡業するお祭りにちなんで、素戔嗚尊が詠まれたという日本最古の和歌が書かれています
こちらは書置きのみで御朱印帳への書き入れはなし
期間中は通常の御朱印もすべて書置き対応になるとのことです
>http://koyasujinja.or.jp/pg129.html
こちらの神社、この通りかなり積極的に情報発信をされています
特に子安の巫女さんブログは情報だけでなく、神社の方の日々の様子なども紹介されていてなかなか面白いです
今日の一枚