雨降山 大山寺 ~紅葉と三十六童子像の素晴らしい眺め~
(平成29年11月19日参拝)
一年ぶりに伊勢原の大山寺へ行ってきました
去年の12月に関東三十六不動の発願で参拝しましたが、酉年開帳期間ではなかったので例のカラーの童子図と散華シールをこちらだけ頂けていなかったので・・・
改めてお参りして本当の意味での関東三十六不動結願となりました
今回はご本尊の御開帳期間に行けたので国宝の鉄(くろがね)不動明王像も拝観してきましたよー!
雨降山 大山寺
雨降山 大山寺(あぶりさん 又はあめふりさん おおやまでら)は神奈川県伊勢原市にある真言宗大覚寺派のお寺で、天平勝宝7年(755年)良弁僧正(奈良の東大寺を開いた人)による開山と伝えられています
ご本尊は鉄(造)不動明王(くろがねふどうみょうおう)、通称大山不動として関東三大不動のひとつとされることもあるお不動様です
関東三十六不動第1番、関東八十八ヵ所第60番、小田急沿線武相三十三観音霊場特別3番の札所となっています(それぞれ御朱印あり)
アクセスなど詳細はお寺のホームページで見ることができます
ご本尊の鉄造不動明王像は毎月8・18・28日が御開帳日となっていますが、そのほかにも4回のシーズンで御開帳があります(お寺のパンフレットより)
・春の特別開帳(3/28~5月第3日曜日)
・夏山祭御開帳(7/27~8/18)
・もみじ祭御開帳(11/3~12/8)
御朱印
本堂内授与所にて納経と御朱印をいただきました
今回は通常の御朱印帳にいただける、関東三十六不動の御朱印です(400円)
「三十六不動でよいですか?」と聞かれましたが、基本の御朱印がこちらになるのかなと思います
ちょうど朱印を押し終わったところでご住職が出てこられ、「私が書きましょう」と筆をとってくださいました
奉拝 関東三十六不動霊場第一番 日付
なお昨年いただいた専用納経帳の関東三十六不動御朱印はこちら
去年オリジナルの御朱印帳は「もみじ納経帳」だけだったと思いましたが、もう一つ増えていました
こちらはお不動様も表紙に描かれています
境内
大山寺へはバスまたは車でこま参道の下まで行き、そこからこま参道を約15分、さらに女坂を20分またはケーブルカーで大山寺駅まで登ります
観光シーズンは登山の人も多く、大変な混雑となります
この日は朝8時にはついていたのにこま参道に近い有料駐車場は軒並み満車で、ぎりぎり少し下の市営第一駐車場(こっちのほうが安い(笑))に止められました
女坂も登るのはそこそこ大変な道で、ケーブル駅までのこま参道で息があがった場合は素直にケーブルカーで登ることをお勧めしますヾ(o・ω・)ノ
※なお大山寺~阿夫利神社までの女坂はほぼ崖です。坂?なにそれって感じですw
というわけで女坂を登り、本堂へ向かう最後の階段には三十六童子のお迎えが!
ふわー圧巻!
というか紅葉スゴイ
一昨年河口湖のもみじ祭りで覚えた「ホワイトバランスは曇りで、露出を多少+気味で」の撮影設定を生かしてみました・w・
階段からケーブルカー駅のほうの参道、観音様もこちらです
本堂と由緒
本堂右手にある鐘楼・八大童子・倶利伽羅の瀧
相模湾のほうを見ると結構高くまで来てるんだなーと思います
ご縁日の御開帳のときは本堂内の内陣へ進むことができます
(入口で400円の喜捨、箱に各自で納める形)
御前立のお不動様の裏側にガラス張りのご本尊がありますがホームページやパンフレットでみた写真とはまるで違う圧倒的な存在感・力強さのあるお不動様です
今年はたくさんのお不動様を見てきましたが、特に鎌倉期のものは心奪われる力強さのものが多いなぁと感じました
関東三十六不動の巡礼で行かれる方はぜひ御開帳日をみてこの国宝鉄造不動明王像を拝観していただけたらと思います
今日の一枚
大山寺の公式サイトのご本尊のところでこんな文がありました
文永11年 (1264年) 願行上人が58歳の時江ノ島の龍穴にこもって大山寺再興の祈願をなし、 鉄造不動大像及び、せいたか童子、こんがら童子像を鋳造。
当時大山が荒廃しているのを愁いた願行上人は、江ノ島の龍穴に祈って授かった金塊で工人をやとい,浜の砂鉄を集めて自らタタラをふみ土の 像より型をとって鋳造したといわれている。
事前に試みの不動(鎌倉覚園寺に現存)を造ってからこの大作にとりかかったといわれている。
これはそのうちぜひ見に行きたいですね
鎌倉は今の巡拝とは少し趣が違うこともあってほとんど行っていないのですが(車で行きにくいのもあって)鎌倉十三仏詣とか面白そうなこともやっているのでちょっと調べてみようと思います