武相不動尊大開帳、巡拝3日目(5/21)
すっかり間があいてしまいましたが、巡拝3日目
横浜の日中の気温は30℃まで上がったようで、電車と歩きはなかなかハードな一日でした(笑
お不動様巡りの方も何人かお見掛け・お話しましたが、GW期間中ほどではありませんでした、もう皆さん回り終えているのかな?
今回は京急線を羽田から横浜方面へいくコースで、25番→(羽田神社)→22番→27番→19番→20番→18番→16番→15番と8つの札所を回りました
駅からの距離が短くても、回数が増えるとやはり多く時間がかかるのと27番へ行く際に南武線の電車本数を把握していなかったので30分以上ロスしました(笑)
27番成就院へは、しっかり時間を見てから行くか川崎駅からバスがおすすめヾ(o・ω・)ノ!
(写真は16番無量寺)
さてこれで残すは28番の高幡不動のみ、来週5/28の結願大法要に行って武相のお不動様は結願できる予定です
Googleマイマップの武相二十八不動霊場のコメントと駐車場情報もほぼまとまりましたので、サイドバーのリンクにいれてみました
御朱印帳については2カ所ご住職不在などで書置きをいただくことになりましたが、ほぼすべての札所で書き入れしていただくことができました
ありがとうございました
また1番からダイジェストで振り返る記事を書きたいと思います
酉年開帳もあと一週間、今週も回る方はどうぞ暑さにお気をつけて!
関東三十六不動 第20番 深川不動堂と富岡八幡宮
(2017年3月19日参拝)
長い一日でしたが、やっとこの日最後の札所へ到着
都営地下鉄大江戸線より近くて参道を通ってまっすぐ入れるので東京メトロのほうがおすすめ、門前仲町の深川不動堂です
永代寺と富岡八幡宮・深川不動堂の関係
門前仲町周辺を地図で見ると、深川公園・深川不動堂・富岡八幡宮そして永代寺が隣接して並んでいます
この辺りは江戸以前の神仏習合、明治の神仏分離により移り変わっていったようです
歴史的にはまず1624年(寛永4年)、この地を開拓する際工事が難航したことから「波除八幡」の別名を持つ富岡八幡宮(神奈川県横浜市)から御分霊を観請し深川の富岡八幡宮が創建されます(波除八幡は横浜の八幡宮の山が 応長の大津波から部落を守った事に由来)
(当時は寺院>神社という力関係で、宮司の上に別当という僧職がおり、神社を管理する別当がいる寺院を別当寺と呼んだ)
この地域では当時大変大きな寺院だったようで、永代寺の門前町として栄えたこの地を門前仲町と呼ぶようになります
この永代寺が江戸時代成田山新勝寺の江戸出開帳の会場となり、その後成田山の御本尊の御分霊を観請した出張所が(富岡八幡宮境内に?)設けられ成田山まで行かなくても江戸でお不動様を参拝することができるようになります
この出張所「成田山御旅宿(おたび)」が現在の深川不動堂の始まりです
明治に入り神仏分離令の関係で永代寺は廃寺となり、その跡地は深川公園と八幡宮境内に残ることを許されなかった出張所を移転・改称して「成田山深川不動堂」になります
また旧永代寺の塔頭の吉祥院が名称を引き継ぎ現在の永代寺が再興されました
・・・ということで門前仲町駅周辺に広がる深川公園~不動堂~富岡八幡宮はもともとは旧永代寺を中心とする一つの境内としてまとまった存在だったというとらえ方でよいのかなと思います
20番札所 成田山新勝寺東京別院 深川不動堂
関東の別院は東京・横浜・川越の3カ所で、この三十六不動ですべて回ることができます
初めて参拝しましたがちょうどお護摩祈祷が行われていましたが多くの人が集まっていました
明治時代に神仏分離で深川不動堂ができたあとも、関東大震災・東京大空襲によって二度も本堂をはじめとした建物は焼失してしまったそうです
1951(昭和26)年に千葉県にあった寺院の本堂を移築して復興されたのが現在の正面にある旧本堂
さらに平成23年に開創310年記念事業として完成したのが、お不動様の御真言に囲まれたとてもインパクトのある新本堂です
手元の関東三十六不動霊場ガイドブックは平成27年改訂とありますが、まだこの新本堂は反映されていませんでした
御朱印
いつもの関東三十六不動霊場の差替えです、関東でない場合はレイアウトが少し違います
オリジナル御朱印帳もあります
①奉拝・修行関東不動霊場第二十番 ②本尊不動明王・梵字 ③深川不動堂・因陀羅童子・成田山深川不動堂
富岡八幡宮へ
この記事を書くために調べていて初めて本社が横浜にあることを知りました
神仏習合の時代は、お寺と寺院隣り合わせにある状態でどういうお参りだったのかな?とふと思いました。
大きな神社の本社と境内社・摂社、大きなお寺なら本堂とその他のお堂みたいな感じだったんでしょうか?
御朱印
①奉拝 元准勅祭十社之内 ②富岡八幡宮 富岡八幡宮 ③日付 深川祭神輿の印
帰りに東京水天宮へ寄り道
以前いただいたお守りを納めるためにちょっと寄ってきました
古い社殿の記憶が強くてまだ新しい水天宮を見慣れていません
御朱印は以前もいただいたので今日は頂かず
そういえば日本橋七福神途中がまだ途中でした、松島神社に何度か行ったけど留守のことも多いようでそこでストップ
すでに当時の御朱印帳はいっぱいになっていますし、お正月期間に七福神専用の御朱印帳を用意してまたでなおそうかな?
関東三十六不動 19番 目黄不動尊
江戸五色不動の中心
ちょっと駅から徒歩では距離がありますね、商店街を抜けると少し道が狭くわかりにくいので注意が必要でした
19番札所 牛宝山 明王院 最勝寺
最勝寺は天台宗の寺院で本堂のご本尊は釈迦如来、不動明王は不動堂に祀られています
納経所の玄関から不動堂の中へ進むことができ、ご本尊像間近でお参りすることができます
ガイドブックにもありますがまさに大火焔を背負う不動明王像は大変な迫力がありました
不動堂の中、本尊の前に目赤不動でもあったセルフ式・w・?護摩木があったのでここでも記入、隣には「目黄不動堂勤行儀」の経本があり、購入可能だったので御朱印と合わせてお願いしました(1000円)
懺悔文~開経偈~不動経(和文読み)~般若心経~南無三十六童子~御真言~回向という流れで大変使いやすくその後の不動霊場巡拝では必ず持って行っています
御朱印
納経所で差替えの御朱印(400円)をいただきました
複数の目黄不動
江戸五色不動めぐりでは目黄不動は2つの寺院を回ることになっていて、そのもう一つの寺院が三ノ輪にある永久寺です
目黄については他にも複数の寺院が過去または現在その名を名乗っているとされていて機会を見てぜひひとつひとつ回ってみたいと思っています
- 永久寺(東京都台東区三ノ輪):江戸五色不動
- 最勝寺(東京都江戸川区平井):江戸五色不動・関東三十六不動
- 龍巖寺(東京都渋谷区神宮前)
- 眞覺寺(真覚寺、東京都昭島市玉川町)
- 不動院(東京都港区六本木)
- 勝国寺(東京都世田谷区世田谷):目金不動
関東三十六不動 21番 薬研堀不動院とスカイツリー
武相を回り始めていますが、関東の記事がまだまだ書ききれていないという体たらくヾ(o・ω・)ノ
すでに一カ月以上前の話なんですがちまちま書いていきます・・・orz
(2017年3月19日参拝)
東日本橋の江戸三大不動
浅草から都営浅草線で東日本橋まで移動、駅から徒歩5分で薬研堀不動院です
こちらは目黒・目白と並んで「江戸三大不動」の一つに数えられています
21番札所 川崎大師東京別院 薬研堀不動院
薬研堀不動院は真言宗智山派・川崎大師の東京別院となっている寺院です
本堂の建物自体はきれいで新しく見えましたが、本尊不動明王は平安時代末期真言宗智山派・豊山派の開祖とされる興教大師御作のもので開創も安土桃山時代までさかのぼる歴史ある寺院のようです
御朱印
本堂内の納経所でいただきました(400円)
オリジナルかどうか不明ですが、御朱印帳も販売しているようです(紺・紅各1000円)
(もしかしたら川崎大師の布製のものと同じかも・・・?)
本堂から見える奇跡のスカイツリー
実は知らずにそのまま帰るところだったんですが、ちょうど参拝に来ていた方が階段のところから遠くを見るしぐさをしているので何かと伺ったところ、ここからスカイツリーが見えるとのこと
はて?(o・ω・)
ヾ(o・ω・)ノずーむ!
ヾ(o・ω・)ノまじっすか!
こんなビルの隙間にちょうどスカイツリーとか奇跡としかいいようがないなぁと思いましたが、実際曇りがちだったりして見えないことも多いです
見えたら運がいいみたいですね(笑
このあと新橋の烏森神社によってから目黄不動へ向かいました
ms825ft.hatenablog.com
武相不動尊大開帳、巡拝2日目(5/4)
5/4は一日目に車で回り切れなかった札所を午後から回りました
24番→10番→11番→12番→13番
ららぽーと横浜の周辺をぐるっと回るコースです
近いからサクッといけるかなと思っていましたがスタートが13:30で13番西光寺を出たのが16:00くらいでした
本当は15番まで行きたかったのですが16:30くらいになりそうだったので断念
真福寺さんはどちらかというと電車のほうがよさそうなので次回の京急線沿線巡拝に合わせることにします
今回の札所はどちらも御朱印帳対応を快く受けてくださいました
あれ・・もしかして御朱印帳お願いすると微妙な空気になるところのほうが少ないんじゃ・・・(o・ω・)トカオモイハジメタ
写真は最初にいった圓光寺さんの本堂
5/3は曇り気味でしたが、いい青空で写真とりまくりでした
武相不動尊大開帳、巡拝スタート!(5/3~)
すでに回り始めている方、お疲れ様です!
5/1から回る予定で準備をしていましたが、当日風邪をひきましたT△T
翌日も無理だったので連休初日となる本日5/3からスタートしています
大開帳中のGW初日ということもあってか多くのお寺さんでお接待の準備をされていて結構ゆっくりさせていただきました、ありがとうございました
道中行き先が同じだったりで何度もお会いした方や車で一緒になるご縁のあったみなさんもありがとうございました
詳しくはまたゆっくり記事にしたいと思っていますが、とりあえず本日回ったところの駐車場関係と御朱印帳への直書き対応についてGoogleのマイマップのほうへ反映しています
※あくまで私のいったタイミングでの話ですのでご了承ください
前回電車・バスでのルートをさんざん調べて書いていて何なのですが、初日は車で回りました
バスで回らないと厳しいところを調べていたらやっぱり時間待ちやらなんやらでものすごい大変そうだったので・・・orz
途中で計画変更もしたのですが、23番→2番→3番→4番→5番→6番→7番→8番→17番→21番→14番→9番→26番と回って9:30~16:30、移動距離50kmくらいでした
できれば10番→11番→12番→24番を回っておきたかったですが、次回何とかします・・w
この後は鴨居周辺+和田町をもう一度車で一回、そのあと京急沿いを弘明寺~羽田まで一回、最後に5/28の結願大法要で高幡不動へ行ければいいなぁという計画です
それから車については先ほどたぬきさんからチョイモビヨコハマの情報をいただきました!ありがとうございます(๑>◡<๑)
初めて知りましたが、日産の電気自動車レンタカーのようです
貸出ステーションが横浜・みなとみらい付近からなので、その近くから出発の方にはとてもよさそう、航続可能距離も100kmと十分です(私一日走って50kmくらいでしたので)
ではGWもまだまだこれから、みなさんどうぞ安全には十分ご注意を、そして願わくばどこかですれ違うご縁がありますように!
関東三十六不動 22・23・24番 浅草をぐるっと一周
東京の札所は比較的距離が近いので一気に回れます
今回は浅草の3札所、浅草寺の外側をぐるっと回っていく感じで行きました
時間があれば1日滞在して浅草寺や神社を入れるルートで行ってもいいなぁと思いました
浅草移動は台東区循環バス「めぐりん」が便利!
移動は台東区循環バス「めぐりん」がとても便利です
浅草を中心に4路線が大体15分間隔で走っています
乗車一回100円、並走する都バスの半額程度な上に一日乗車券が300円で購入できます
バス停はこんな感じ
しいて言うなら路線が一方通行の組み合わせだったり、乗り継ぎのシステムがわかりにくかったりするかもしれません
また休日の浅草駅方向に向かう路線はとんでもなく混むこともありますので注意です
運転手さんが「これ(バスの重量)動くんかな・・」とかつぶやいていました(笑
事前にホームページなどでよく調べておくのがおすすめです
(路線図のパンフレットはPDFでダウンロードできますが巨大すぎて印刷には不向き、バスの中でも配布されていますのでそちらでいただくのがよさそう)
22番札所 阿遮山 円満寺 不動院
不動院は真言宗智山派のお寺で御由緒から「子守り不動」と呼ばれる浅草寿の不動尊です
銀座線田原町駅から徒歩、循環バスめぐりんの場合は南めぐりん15番「田原町駅」停留所が最寄りです
正面2階建ての本堂の1Fが納経所、お不動様のお参りにきましたと伝えたところ2Fのご本尊へどうぞと案内いただきました
ビルっぽい本堂でしたが間近でみるご本尊はとても歴史を漂わす立派なものでした
またご住職がとても話しやすい方でお茶をいただきながらしばし休憩させていただきました
ここで人生初の写経納経をするか・・!と一瞬考えたのですがコピー用紙と半紙に書いたものを持っていただけだったのでちょっと気おくれ(;・ω・)
でもあのご住職なら作法とか手順とか聞けば丁寧に教えてくれそうだったなぁ
御朱印
関東三十六不動の御朱印(400円)をいただきました
御府内八十八カ所霊場の72番でもあるのでそちらの御朱印もあるみたいです
かっぱ橋商店街をバスで走り抜ける
田原町停留所から南めぐりんで東本願寺裏・合羽橋商店街を抜けて20番で下車、そのまま同じバス停で今度は北めぐりん27番乗車、30番台東病院で下車します
ちなみに乗り継ぎの時は乗車時に乗り継ぐ旨運転手さんに伝えて乗り継ぎ券をもらう必要があるみたいです
よくわからなかったので毎回払いましたorz
次は飛不動ですが、台東病院停留所からすぐ吉原神社と鷲神社があるので今回は鷲神社に立ち寄りました(詳細はまた別記事にて)
24番札所 龍光山 三高寺 正寶院(飛不動尊)
飛不動尊 正宝院は修験系天台宗の単立寺院(ホームページより)です
北めぐりん30番台東病院停留所、またはぐるーりめぐりん5番一葉記念館停留所から徒歩5分ほど
「飛」という字から飛行機守護の航空安全、さらに「落ちない」から受験合格、さらには「飛ばす」ためのゴルフ護まで広い範囲のご利益です
境内はたくさんの参拝客でにぎわっていました
ご本尊・飛不動明王は酉年開帳の秘仏ですが本堂前からは少し見えにくかったです
直立不動の金色の像のようでした(お寺のホームページでも内陣の様子が紹介されています)
お寺のホームページでは参拝の方法について神社と同じで手を打つ、葬儀の時はどちらも打たないと書かれているのが興味深いです
寺院系のお稲荷さんで手を打つと怒られることもありますし(。•́ω•̀。)
あと札所番号の入った石標じゃない木標?が他のところにはない味のあるものでした
御朱印
本堂右手の納経所・授与所で関東三十六不動のもの(400円)をいただきました
他に下谷七福神(恵比寿さま)のものもあるようです
ぐるーりめぐりんの罠(違
飛不動をでてぐるーりめぐりん5番の一葉記念館停留所へ
時計を見ると出たばかりで次が15分後、徒歩で直接橋場不動尊まで行くと徒歩20分との案内が・・・
これは歩くかヾ(o・ω・)ノ
・・と横断歩道を渡って振り返ったら、遅れてきていたらしいバスが後方に見えた
慌ててUターン
バスに乗ったはいいものの、ぐるーりめぐりんの5番竜泉ー12番橋場二丁目アパート前は15分近くかかった気がするw
結構大回りで走っていたかもしれません
元気で時間があるならこの界隈は歩くのも一つの手段かもしれません
何せバスも人込みの通りを抜けるものだから思ったよりスピードでないんですよ・・・
23番札所 砂尾山 橋場寺 不動院
ちょうどお彼岸ということで外に茶席が設けられお参りの人を迎えられていました
ご本尊は1本の霊木から三体のお姿に刻まれたという大聖不動明王像
「良弁僧都が大山寺にいた時、不動明王の霊託を受けて彫られた御作で、1体は大山寺にとどめられている・・・」
と、こちらの縁起ではなっているのですが目黄不動尊のほうでは
「良弁僧都が隅田川のほとりの大樹の陰で休んでいると夢に不動明王が現れ・・・相模の国の大山不動はこのうちの1体であり・・・」
となっています
隅田川のほとりって、ここ橋場じゃないのかな(・ω・?
そもそも大山寺の縁起では一木三体不動の話は全くでてこなくて、開山は良弁僧都ではあるもののご本尊・鉄造不動明王像は鎌倉時代に作られたとなっていたりします
御朱印
そんな謎にひかれつつ、納経所で御朱印をいただきました
関東三十六不動のもの(400円)、浅草名所七福神(布袋尊)のものもあります
浅草は七福神おおいなー!
そして浅草駅前方面へ・・・
このあと隅田川に沿って、浅草駅前までバスの旅
この辺りは今戸神社・待乳山聖天などもあって寄りたい気もしたのですが、観光客が多すぎてとてもバスから降りられない状況でした
休日は浅草やばいですね!
次は都営浅草線に乗って21番薬研堀不動院を目指しますヾ(o・ω・)ノ