御朱印たび、2018年度更新分から移転します(o・ω・)ノ
いつもブログを見ていただきありがとうございます
開設から約1年が過ぎ、全体の書き方や新しい機能などを整理したい部分が増えてきました
いまあるものを変更して・・というのが思ったより大変でいっそ1からやろう!ということで2018年の更新分から以下アドレスへ移転いたします
読者登録いただいている方々、スターをいつもつけてくださる皆さんにはお手数おかけしますがご了承ください
坂東7番 金目山 光明寺 ~初めて聞く水琴窟の音色~
(平成29年12月16日参拝)
秦野市に用事ができたので、少し早く出発して坂東7番の光明寺にお参りしました
晴れて富士山も見える良いコンディションでしたが思ったより秦野から遠かった・・(笑
坂東三十三観音霊場第7番 金目山 光明寺
金目山 光明寺は神奈川県平塚市にある天台宗のお寺で、ご本尊は聖観世音菩薩です
伝承では702年(大宝2年)の創建で坂東三十三観音霊場第7番札所、アクセスは小田急線鶴巻温泉駅から徒歩、または秦野駅から平塚駅行きのバスも便利です
境内に隣接して5台程度とめられる駐車場もあり、車での参拝も大丈夫です
御朱印
本堂右の納経所にて坂東三十三のものをいただきました(300円)
大悲殿は観音菩薩の祀られている建物を指すそうです
(観音菩薩の別名が大悲、観音菩薩の広大な慈悲の心を表すそう)
建物そのものに大悲殿と名付けられることは少ないみたいで、本堂または観音堂を指して大悲殿となるようです
飯泉観音も十一面大悲殿と書かれていましたねー
境内散策
門前に金目川、富士山がきれいに見えました
仁王門にはたくさんのわらじが
毎朝拝みにきているという近所のお父様の話では子授けのお守りなんだとか
前日の風雨で線香用のコンロの調子が悪いようでしたが、先にお参りに来ていた方にろうそくの火をいただきました
本堂前には香炉と観音像があります
冬は空気が澄んでいるので空がきれい(・▽・)
観音像の奥に見えるのは歓喜堂、金目七福神がまとめて祀られているということです
納経所へいく途中に水琴窟があります
水琴窟の言葉は聞いたことがあったのですが、見るのは初めてです
鹿威し(ししおどし)のような日本庭園の装飾の一種のようで、地中に埋めた甕に落ちる水滴の音を竹筒を通して聞くとまるで琴の音のように聞こえるというステキギミックのようです
納経所は夏は8時から、冬も8時半から空いているみたいです
札所としても早いほうですよね、坂東はみんなそうなのかな?
納経をお願いして御朱印をいただきました
窓にカメラを向けないでください、との注意書きがなんとも悲しかったです
書かなければいけないくらいそういう人が多いということなんですねー
参拝を終えて
飯泉観音に続き、2つめの坂東観音霊場でした
大きなお寺、というわけではないのですが地元の人と思われる方が何人か、門前で手を合わせているのをみて関東三十六不動の飛不動や皿沼不動のことを思い出しました
次に来るときは発願をして専用納経帳をもってきたいものです
【書籍紹介】マンガで教養 やさしい仏像
仏像、とありますがむしろ数ある仏様の特徴や立ち位置を学べる本だと思います
仏の世界を会社(=仏カンパニー)として、
社長=釈迦
重役=如来
課長=菩薩
係長=明王
転職組=天部
就職待機組=高僧
などとしてそれぞれの仕事の内容や関係などを面白くまとめています
漫画だけでなく、イラストと文章でのいろいろな情報が詰まっていて、ご本尊の名前を覚え始めたくらいの方に特におすすめしたいです
あちこちのお寺にお参りしながらご本尊の名前を見てきましたが、いまいち自分の中で整理・体系化できていなかったところがスッと入ってきました
ちょっと働いてなさそうな彌勒菩薩や24時間勤務で目が充血しまくりの薬師如来など、イメージが変に固定化されるところはアレですが、最初に全体像を整理したあとで実際の参拝などで上書きしていけばよいかと(笑)
曹洞宗 大本山 總持寺
(平成29年11月25日参拝)
前々から行ってみたいと思っていた曹洞宗の大本山總持寺へ行ってきました
15時くらいに着いたのですが、境内は参拝の人たちだけでなく敷地内の大学の学生さんや子供連れなどでにぎやかな雰囲気でした
(うるさい、という感じではなく落ち着いた市民公園のような雰囲気でした)
諸嶽山 總持寺
諸嶽山 總持寺(しょがくさん そうじじ)は横浜市鶴見区にある曹洞宗の大本山で、ご本尊は釈迦如来、1321年(元亨元年)に現在の石川県輪島市に創建され1911年(明治44年)に現在の場所に移転しました
札所は東海三十三観音霊場第1番、鶴見七福神の大黒天、京浜四大本山巡りがあります
七福神は御朱印ではなくスタンプラリーの形式になっているようです
四大本山巡りについてはこちらを
アクセスはJR・京急鶴見駅のどちらからも徒歩約10分
お寺のホームページはこちらです
御朱印
総受付の香積台(こうしゃくだい)でいただきました(300円)
入って右側が御朱印受付、御朱印を預けて左側の売店・休憩所で待っているとあとで届けに来てくれます
朱印部分がちょっと読み取れませんでしたorz
中央は太祖常済大師、總持寺を開山した瑩山禅師です
御朱印はこのほか東海三十三観音と境内にある三寶殿の三寶大荒神(總持寺守護神)のものがあるみたいです
また売店には5種類くらいの御朱印帳(オリジナル含む)と御朱印帳袋などがありました
今回も納経をさせていただいたのですが、初めてこんなものをいただきました
そういえば写経会をやっているお寺のホームページで、大本山に納めてきましたという報告でみたことがあったような・・
たった一巻の般若心経でなんか申し訳ない(;・ω・)
境内散策
鶴見駅から線路沿いに進み、参道入口にはきれいな寺号石碑があります
参道を進んで最初にくぐるのは三松関(さんしょうかん)
隣の紅葉がきれいでした
さらに坂を上っていくと三門
立派すぎる・・!
三門をくぐったところはロータリーになっていて右に曲がると正面に向唐門(むかいからもん)さらに進んだところに総受付の香積台があります
香積台の先へ進むと佛殿と大祖堂が見えてきます
この辺りは紅葉も色づき、近隣の方なのか散歩をされている方がたくさんいらっしゃいました
佛殿はご本尊・釈迦如来を祀り大雄宝殿(だいゆうほうでん)とも呼ばれています
そして総持寺で最も目立つ、大きなお堂が太祖瑩山禅師と高祖道元禅師をはじめとする歴代の諸禅師を祀る本殿、大祖堂(だいそどう)です
ご本尊を祀る佛殿よりも大きくてものすごい迫力でした
この規模は成田山新勝寺か西新井大師に匹敵・・というかそれ以上かも・・?
他にも諸堂がいくつもあるのですが、今回は回り切れません・・・!
参拝を終えて
初めて参拝しましたが、鶴見の駅前にあって境内の広さと諸堂の多さにびっくりしました
總持寺では修行僧の案内・解説で諸堂の中まで見学できる「諸堂拝観」を行っているようですので(有料・400円)一度まわってみたいなと思っています
雨降山 大山寺 ~紅葉と三十六童子像の素晴らしい眺め~
(平成29年11月19日参拝)
一年ぶりに伊勢原の大山寺へ行ってきました
去年の12月に関東三十六不動の発願で参拝しましたが、酉年開帳期間ではなかったので例のカラーの童子図と散華シールをこちらだけ頂けていなかったので・・・
改めてお参りして本当の意味での関東三十六不動結願となりました
今回はご本尊の御開帳期間に行けたので国宝の鉄(くろがね)不動明王像も拝観してきましたよー!
雨降山 大山寺
雨降山 大山寺(あぶりさん 又はあめふりさん おおやまでら)は神奈川県伊勢原市にある真言宗大覚寺派のお寺で、天平勝宝7年(755年)良弁僧正(奈良の東大寺を開いた人)による開山と伝えられています
ご本尊は鉄(造)不動明王(くろがねふどうみょうおう)、通称大山不動として関東三大不動のひとつとされることもあるお不動様です
関東三十六不動第1番、関東八十八ヵ所第60番、小田急沿線武相三十三観音霊場特別3番の札所となっています(それぞれ御朱印あり)
アクセスなど詳細はお寺のホームページで見ることができます
ご本尊の鉄造不動明王像は毎月8・18・28日が御開帳日となっていますが、そのほかにも4回のシーズンで御開帳があります(お寺のパンフレットより)
・春の特別開帳(3/28~5月第3日曜日)
・夏山祭御開帳(7/27~8/18)
・もみじ祭御開帳(11/3~12/8)
御朱印
本堂内授与所にて納経と御朱印をいただきました
今回は通常の御朱印帳にいただける、関東三十六不動の御朱印です(400円)
「三十六不動でよいですか?」と聞かれましたが、基本の御朱印がこちらになるのかなと思います
ちょうど朱印を押し終わったところでご住職が出てこられ、「私が書きましょう」と筆をとってくださいました
奉拝 関東三十六不動霊場第一番 日付
なお昨年いただいた専用納経帳の関東三十六不動御朱印はこちら
去年オリジナルの御朱印帳は「もみじ納経帳」だけだったと思いましたが、もう一つ増えていました
こちらはお不動様も表紙に描かれています
境内
大山寺へはバスまたは車でこま参道の下まで行き、そこからこま参道を約15分、さらに女坂を20分またはケーブルカーで大山寺駅まで登ります
観光シーズンは登山の人も多く、大変な混雑となります
この日は朝8時にはついていたのにこま参道に近い有料駐車場は軒並み満車で、ぎりぎり少し下の市営第一駐車場(こっちのほうが安い(笑))に止められました
女坂も登るのはそこそこ大変な道で、ケーブル駅までのこま参道で息があがった場合は素直にケーブルカーで登ることをお勧めしますヾ(o・ω・)ノ
※なお大山寺~阿夫利神社までの女坂はほぼ崖です。坂?なにそれって感じですw
というわけで女坂を登り、本堂へ向かう最後の階段には三十六童子のお迎えが!
ふわー圧巻!
というか紅葉スゴイ
一昨年河口湖のもみじ祭りで覚えた「ホワイトバランスは曇りで、露出を多少+気味で」の撮影設定を生かしてみました・w・
階段からケーブルカー駅のほうの参道、観音様もこちらです
本堂と由緒
本堂右手にある鐘楼・八大童子・倶利伽羅の瀧
相模湾のほうを見ると結構高くまで来てるんだなーと思います
ご縁日の御開帳のときは本堂内の内陣へ進むことができます
(入口で400円の喜捨、箱に各自で納める形)
御前立のお不動様の裏側にガラス張りのご本尊がありますがホームページやパンフレットでみた写真とはまるで違う圧倒的な存在感・力強さのあるお不動様です
今年はたくさんのお不動様を見てきましたが、特に鎌倉期のものは心奪われる力強さのものが多いなぁと感じました
関東三十六不動の巡礼で行かれる方はぜひ御開帳日をみてこの国宝鉄造不動明王像を拝観していただけたらと思います
今日の一枚
大山寺の公式サイトのご本尊のところでこんな文がありました
文永11年 (1264年) 願行上人が58歳の時江ノ島の龍穴にこもって大山寺再興の祈願をなし、 鉄造不動大像及び、せいたか童子、こんがら童子像を鋳造。
当時大山が荒廃しているのを愁いた願行上人は、江ノ島の龍穴に祈って授かった金塊で工人をやとい,浜の砂鉄を集めて自らタタラをふみ土の 像より型をとって鋳造したといわれている。
事前に試みの不動(鎌倉覚園寺に現存)を造ってからこの大作にとりかかったといわれている。
これはそのうちぜひ見に行きたいですね
鎌倉は今の巡拝とは少し趣が違うこともあってほとんど行っていないのですが(車で行きにくいのもあって)鎌倉十三仏詣とか面白そうなこともやっているのでちょっと調べてみようと思います
坂東33 第5番 飯泉山勝福寺(飯泉観音)
(平成29年10月10日参拝)
坂東第5番、飯泉観音へ行ってきました
平日の午後だったこともあってとても静かでのんびりでした
いずれ発願から結願まで、専用納経帳で回りたいものです
坂東三十三観音 第5番 飯泉山勝福寺
勝福寺は神奈川県小田原市にある真言宗東寺派のお寺で、ご本尊は十一面観音菩薩です
創建は奈良時代と伝えられ、平安時代に現在の場所に移ってきたとのこと
公式ホームページなどはありませんが、市のホームページや坂東の公式ホームページで情報をみることができます
門前にバス停と駐車場がありますが、バスは本数などが少なめの様子で事前によく調べておくほうがよさそうです
御朱印
坂東5番の御朱印です
納経所にていただきました(300円)
坂東五番 飯泉山 十一面大悲閣 印 勝福寺
正直最初は読めませんでしたヾ(o・ω・)
ネットで検索して他の自体の御朱印画像をみてやっとわかった次第・・・
そういえば「奉拝」がないのも珍しい?ですね
左上にある「二宮尊徳先生初発願霊場」は、小学校の銅像で有名な二宮金次郎が幼少の折このお寺で旅の僧侶から観音経を聞き、初めて信仰に目覚め、その後の活躍にもこの影響がみられる・・という話です
境内には本堂に向かって、手を合わせて拝む金次郎像があります
境内
入口には大きな仁王門があります
門にはお札がぺたぺたと貼られています
この仁王門では仇討で有名な曽我兄弟が力を授かったところという伝説もあるみたいです
曽我兄弟は本当にあちこちででてきますね
境内を進むと古い坂東の札所の石碑や龍と観音様のいる手水舎、鐘楼や比較的新しそうな納経塔があります
本堂
本堂の柱にいる可愛いなにか。
境内に飯泉八幡神社がありますが、そこの狛犬となんとなく通じるものを感じます(笑
納経所は本堂右手、細い道を渡った先にあります
結構新しい感じで、玄関には坂東の巡礼用品が所狭しと並んでいました
坂東は回る人も多いと聞きますがどの札所もこんな感じなのかな?
せっかくなので経本をいただきました
今日の一枚
坂東は関東の中でも範囲が広く、なかなかいくことができていませんでしたが
今回参拝できてよかったです
ここはなんとなくまた来るんじゃないかなと思っています(笑
伊豆88 第8番 益山寺~大楓と大銀杏がすごい~
(平成29年8月5日参拝)
本日最後は第8番の益山寺、かなりの山道を進んでたどり着ける札所です
日金山東光寺への道よりすごいんじゃないだろうか・・という道でした(車でしたが)
通常は無人のお寺なので、納経・御朱印は事前連絡をとのことですが当日いきなり行くことになったので参拝だけできればという感じで行ってまいりました
境内隣には延喜式内社である伊加摩志神社があります
第8番 養伽山 益山寺
養伽山 益山寺(ようかざん ましやまでら)は静岡県伊豆市にある高野山真言宗のお寺で、ご本尊は千手観音菩薩です
創建は不明ですが、伊豆横道三十三観音札所にもなっていて残されている御詠歌は1773(安永2)年のものとのこと、かなり歴史は古いようです
(伊豆新聞の記事では1200年の歴史を持つ、と紹介されています)
御朱印はおそらく伊豆88と横道33の2種類があると思われます(未拝受)
山の下に駐車場があり(伊加摩志神社社号碑の手前)そこから坂を徒歩で30分ほど、車の種類によってはそのまま登って庫裏前にとめることもできますがかなりの悪路ですのでご注意ください
御朱印
今回もいただけなかったので、専用納経帳の墨書きを
参拝の問い合わせなどはしたことがないので、事前に電話連絡というのはなかなかハードルが高いです
奉拝
千手観音
益山寺
境内
お寺を目指して進んでいくと、神社の社号碑が見えてきます
この向かい側が駐車場です
山道を登っていきます・w・
夏の徒歩は厳しそう・・・
この参道、あまり気にしてなかったのですが西国三十三観音をはじめとする多くの石仏が祀られているそうです
道ばっかりみていて参道脇には目がいかなかったですorz
とてもきれいに整えられた境内では多数の奉納旗が目にはいります、旗の色も鮮やかで普段無人とはとても思えませんでした
奉納旗には「ましやま観音」と書かれていますが、お寺の正式名称は「えきざんじ」という話もあり、ご住職にお会いできるか0番に戻った時に改めて聞いてみたいと思います
そして巨大すぎて一瞬見落としかける2本の楓と銀杏
紅葉は11月下旬から12月上旬とのことで、シーズンはすごそう
ライトアップやイベントの類はないみたいです
本堂の扁額の隣には横道の御詠歌がかけられていました
「御仏の よろずの願の その中に 益山寺と 分けのぼる道」
伊豆88のホームページに紹介されている御詠歌と同じですが、自力じゃ読めませんでした
伊加摩志神社
伊加摩志神社は益山寺境内、すぐ裏にある式内社で御祭神は事代主命(大国主命の子)
創建や由緒などはあまり資料がなくほぼ不明です
摩志=まし ましやま とつながると言われれば、そんな気もしてきますが・・・
御朱印
社務所等もないのでたぶんないと思われます
境内
益山寺の本堂を横に抜けてすぐ、鳥居と階段が見えますが落ち葉だらけで登りも下りも
大変
ただ存在感はものすごいのです
社号碑もまた年月を感じさせます
今日の一枚
平成29年8月5日 伊加摩志神社本殿
次回は下の駐車場に止めて、観音様をみながら参道を登りたいです・w・