伊豆88 第7番 東嶽山 泉龍寺
(平成29年8月5日参拝)
前回から引き続き、第7番の泉龍寺へ
境内もきれいに整備されていて、屋外の釈迦堂の寝釈迦像が印象的でした
第7番 東嶽山 泉龍寺
東嶽山 泉龍寺(とうがくさん せんりゅうじ)は曹洞宗のお寺でご本尊は聖観世音菩薩
1500(明応9)年の創建で元は真言宗だったそうです
先代のご住職は修禅寺41代住職の方でで伊豆霊場振興会第二代の会長であり、その前身である伊豆観光霊跡振興会の創設者でいらっしゃいます
こちらも車等でのアクセスが便利、お寺の入り口に駐車場が整備されています
御朱印
ご住職はあいにく不在でしたが、庭の手入れをされていたお寺の方に伊豆88の納経帳に朱印をいただきました(300円)
書置きも用意されていましたがかなりの大きめサイズのものでした
下田の札所でも大きいのをいただいたという話もあり、小さいのは対応していない寺院もあるのかなと思います
奉拝 お大師様 豆國第七番
本尊 聖観世音 印
第七番 泉龍寺 泉龍寺印
境内
駐車場から門・本堂
沢を渡って階段を上ると正面が本堂です
最初の階段の先には六地蔵がありました
納札箱の隣の招き猫が気になる・w・
寝釈迦像のある釈迦堂
寝釈迦像といえば河津の澤田涅槃堂を思い出しますが、あちらの説明では寝釈迦像=涅槃像は全国でも34例、(静岡)県内ではほかにないと解説されていました
こちらのものは数に入っていないのか、新しくて登録されていないだけなのか・・・
今日の一枚
本堂を正面より
結構山の中に入っていく感じでしたが、とても整備されていて気持ちの良いお寺でした
次回はさらに山道を進みます(汗
伊豆88 第6番 大沢山 金剛寺
(平成29年8月5日参拝)
今回は伊豆88、第6番~第8番までを車で回りました
無人のところも多かったですが、静かな境内をゆっくり歩くのもまた良いものでした
ただやはり夏の巡礼はいろいろと大変です、春秋に気持ちよく歩きたいなぁと思いました(笑)
第6番札所 大沢山 金剛寺
金剛寺は伊豆市大沢にある高野山真言宗のお寺で、ご本尊は大日如来です
創建は天文年間(1532~1555)とも言われていますが詳しい由緒などは不明です
明治時代の伊豆八十八ヵ所霊場の木板が発見されたとのことですが、お寺は現在無人のようであまり手入れもされていない感じでした
一応バスなどもありますが、本数が少なく駅からも遠いので車・バイクなどがよさそうです
御朱印
今回は頂いていないので、納経帳の墨書きのみ載せています
御朱印は境内の縁側にある納札入れに住所などを書いて入れておくと郵送していただけるシステムのようです
最後0番でお願いするつもりでしたが、今考えるとどんな感じかお願いしてもよかったかなとちょっと後悔w・;
境内
本堂と右隣が庫裏とのことですが、どなたもいらっしゃいませんでした
すこし前には住んでらっしゃるような記事があったのですが残念です
草がすごくて蜂と虫に襲われながらの参拝となりました(笑)
大沢子神社
金剛寺の隣にある子神社(ねじんじゃ)です
子神社の御祭神は大国主命で、一般的には大国主命の使いがネズミであったことから「子の神様」、子神社となっているそうです
立派な注連縄ですが、あまりこの形は見たことがないなぁ
金剛寺よりも整備されてそうなところがなんとも
伊豆88遍路アプリ
今回から伊豆88遍路アプリを使い始めました
寺院に到着(本当に入口近くまで行かないと反応しない)すると到着チェックができてそれが参拝証明になります
有料ですがお寺カードを100円で購入すると(チェックした寺院のみ)写真や歴史などの詳細情報が見えるようになります
また少し使ってみて使い勝手などを紹介したいなと思っています
寒田神社~新しい宮司さんと御朱印~
(平成29年7月1日・7月15日参拝)
以前にも参拝した相模十三社のひとつ、寒田神社です
その時いただいた御朱印とはデザインが変わっていたのでまた紹介したいと思います
よく見るとこの扁額は明治神宮宮司さんによる書、と書かれています
寒田神社(さむたじんじゃ)
寒田神社は仁徳天皇の3年、西暦315年創建と伝えられる延喜式内社で、相模國十三社の一つになっている神社です
御祭神は倭健命 ( やまとたけるのみこと )をはじめとして、弟橘比売命 ( おとたちばなひめのみこと )菅原道真 ( すがわらみちざね )誉田別命 ( ほむだわけのみこと )
創建当初は倭健命一柱で、その後地域の神社を合祀するなかで現在の四柱になったようです
境内を歩く
拝殿
鳥居から正面に拝殿
拝殿の奥に本殿があるが、正確には古い本殿を覆う覆殿となっています
本殿そのものは寛永時代の木造で当時の狛犬とともに残されています
コノハズク
毎年寒田神社の境内の木に戻ってきて巣を作り子育てをしているフクロウです
お守りのいくつかはこのコノハズクをデザインしています
その他にも慰霊塔や境内社などが多くあります
さむた神社?かんだ神社?
さて寒田神社ですが、この地域では読み方を「かんだじんじゃ」という方が結構いらっしゃいます、というか話題に出るときはほぼ「かんだ」神社です
正式名称は「さむた」神社で間違いない(御祈祷の祓詞でも宮司さんが「さむた」とおっしゃっている)のですが、「かんだ」はどこからきたのか?(・ω・;
①古来、「相模田」「佐武多」「佐牟太」「佐牟多」などと称していた
②延喜式では「寒田」と表記された
③元和6年(1620年)頃から「寒田神社神田大明神」と称される
④明治元年(1868年)、神田がなくなり「寒田神社」となった
もともと「さむた」神社であったが、平安時代には「さむた」を「寒田」と表し、江戸時代には「寒田」を音読みしたことから「神田大明神」と呼ばれるようになった
明治時代に神田大明神の字がなくなったあとも「神田」=「寒田」で同じように読めることから地域では「かんだ」神社という表現が残った、と推測します
「寒」の字の「サム」は、清い・神聖な、といった意味があり、寒川神社は「神聖な川」寒田神社は「清い田」がそれぞれ近くにあったのではないかと思われます
御朱印
社務所は常に鍵がかかっていますので、インターホンを押して開けていただく必要があります
奉拝・相州松田郷栢之森鎮座
延喜式内寒田神社・寒田神社御靈
日付
以前いただいが御朱印はこちら
鎮座地の表記がが増えてますね
ちなみに松田郷は吾妻鏡で書かれている神社の場所
栢之森は天保改刻相模十三社一覧(津久井郡石楯尾神社)に書かれている場所とのことです
社務所のなかにその掛け軸がありました
天文(室町時代1532~1555)の古板破滅ニ付天保(江戸時代1831~1845)再板(コピー)とあります
宮司さんが変わったらしい
ちなみに2017年7月1日から、新しい宮司さんに代わられました
今年も寒川神社から夏越の祓のご案内が郵送されてきたので行きたかったけどどうしても都合がつかずもしかしてまだ茅の輪があるかな?(・▽・)とおもって寒田神社へいったのがちょうど7月1日で、ネクタイ姿方々が椅子などを運んでいらしたので聞いてみると今日は新しい宮司さんの就任の行事だったんだとか
それはお忙しかろうということでこの時はお参りだけさせていただきました
新しい宮司さんは女性神職の方ですが、なるほど御朱印の墨書きを比べてみると柔らかさがあるかもしれません
願成就院 ~運慶真作の国宝不動明王立像、関東三十六不動を回ったならぜひ!~
(平成29年6月10日参拝)
静岡県伊豆の国市にあるので関東ではないのですが、お不動様をめぐる旅にぜひ入れたいのがこちらの願成就院(がんじょうじゅいん)です
東海地方ですが神奈川県を越えてすぐの伊豆地方なので関東三十六不動第29番苔不動尊さんへいくのとそんなに変わりませんよタブン
※新宿起点で苔不動へは車で約100km:1時間45分、願成就院へは145km:2時間15分くらいでしたorz
伊豆地方は源頼朝が平治の乱のあと流刑となった場所で、鎌倉に幕府を開くまでの間の多くの足跡・言い伝えが残されています
お寺をめぐる際には軽く当時の歴史をおさらいしていくと理解が深まりそうです
天守君山 願成就院
願成就院(がんじょうじゅいん)は高野山真言宗のお寺でご本尊は阿弥陀如来です
創建は文治5(1189)年、1192年に鎌倉幕府を開く源頼朝の奥州平定の戦勝を祈願して北条時政が建立しました
大御堂にはご本尊の阿弥陀如来坐像と不動明王立像・童子像2体、毘沙門天像が安置されていますが、すべて仏師運慶の真作として認められた国宝となっています
運慶展の記事によると運慶の仏像をみた源頼朝が義父北条時政のために最初に依頼したのが毘沙門天、それを気に入って北条時政自らも運慶に依頼して作られたのが阿弥陀如来・不動明王と童子ということですが、実際の胎内名札では不動明王と毘沙門天像は同じ作成開始日が書かれているなどの話もあります
登録としては5つで1指定とのことですが、国宝の仏像5体が一カ所に安置されているというのはなかなかないと思います、公式ホームページでは写真を見ることができます
また毎月28日に護摩焚き御祈祷が行われていて、郵送での申し込みもできるようです
境内を歩く
ホームページもわかりやすく、よく作られていて国宝のあるお寺・・ということで結構観光名所的なイメージ(人多そう)がありましたが、国道からすこし入ったところにあるとても静かなお寺でした
石標
山門の少し手前にある石標「國寶(国宝)旗挙不動尊」
奥州討伐の旗挙げということでしょう、ちなみに願成就院から国道を挟んで反対方面に伊豆滝山不動尊があり、こちらも旗挙げ不動尊と呼ばれているようです
ただ、こっちは文覚上人が頼朝に源氏再興の挙兵を勧めたとされる場所で、1180年ころの話ではないかと思われます
山門
山門前に車をとめることができます
本堂
山門を入って左手前方には茅葺屋根の見事な本堂
大御堂
山門から正面にある大御堂に国宝の仏像が安置されています
こちらは裏の宝物館の見学と合わせて拝観料400円が必要です
入口右横に受付兼授与所がありますので、そちらで拝観を申し込みます
ちなみに御朱印もこちらでお願いします
先に御朱印帳を預けて、中を見学している間に書き入れていただきました
中の仏像は素人でも違いが感じ取れるくらい実に見事なものです
お不動様と毘沙門天はものすごくきれいで、900年近く前のものとはとても信じられません
特にお不動様は各地のご本尊を見てきましたが正直呼吸を忘れるくらいまっすぐで力強いお姿で、何度でも見に行きたいと思うものでした
いわゆる目をしかめているいつものお不動様ではなくしっかりと前をみていて、しなやかな体つきも相まって若々しさがあるというか・・・
運慶って有名な仏師・・くらいの認識でしたが、ほんとスゴイ
ちなみに土日は運が良ければボランティアの方の解説を聞くことができます
伊豆の国市の観光地(韮山反射炉とか)で持ち回りで解説活動をされているとのことでした
宝物館のほうには北条政子の顔の地蔵菩薩像や北条時政公の像、国宝の仏像の胎内から出てきた運慶作を示す塔婆形名札などを見ることができます
石造五百羅漢
現代の五百羅漢を作るプロジェクトのようで、だれでも一体18万円で制作・奉納できるみたいです
眼鏡をしていたり、本を持っていたりいろいろな個性があって面白いです
なんだろう雰囲気がラズウェル細木さんが描くキャラクターに似ている気がする・w・
鐘楼
立派な鐘楼があります、すぐ隣が民家で除夜の鐘とかは大変そう
御朱印
大御堂の受付のところで御朱印をいただきました(各300円)
通常いただけるのは阿弥陀如来ですが、聞いてみたところ不動明王の御朱印もいただけました
今回は聞きませんでしたがもしかしたら毘沙門天もあるのかもしれません
阿弥陀如来
源頼朝公祈願所 奉拝 日付
本尊 阿弥陀如来
伊豆韮山 願成就院 天守君山願成就院
不動明王
源頼朝公祈願所 奉拝 日付
大聖不動明王
伊豆韮山 願成就院 天守君山願成就院
ちなみに受付にいらっしゃったのはどうみてもヨーロッパ系の方で御朱印を書いてくださると聞いて一瞬戸惑ったのですが、見事な墨書きにびっくりしました
ボランティアの方に伺った話ではイギリス出身の方でご住職の娘婿さんとのこと、娘さんはいま高野山へ出向いているそうなんです
詳しいなボランティアさん!(;・ω・)
特別展「運慶」
明日2017年9月26日から11月26日まで、東京国立博物館で興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」が開催されます
もう一つ三浦半島の浄楽寺というところからはすべての国宝仏像が出展されると解説のボランティアさんから伺いました
こちらもお不動様があり、写真で見る限りは同じ時期のわりにはずいぶんと厳つくなっているなと思います
浄楽寺へはまた別の機会に参拝してみたいものです
なかなか行けない関西からの出展も多いみたいなのでなんとか期間中に一度行ってみたいものです
というわけで今回は初めて仏師・運慶にまつわる参拝となりました
伊豆88 札所0番へ行ってきた
伊豆88を知るきっかけになったのは河津桜のイベントとコラボしていた御朱印ウォーク
近年の伊豆88遍路を大きく広げていらっしゃる伊豆霊場振興会の札所0番へ行ってきました
0番札所というネーミングは正直衝撃的でした
伊豆霊場振興会の事務所であり、情報発信・用品販売の拠点です
普通なら札所となっている寺院で構成される霊場会があるのですが、伊豆88はまだそれがないため、振興会は「伊豆霊場会」の発足を目的としているそうです
御朱印の観点からいえば、0番札所は他札所で御朱印を受けられなかったときのバックアップ的存在です
専用納経帳を使っているときに限り、不在などで御朱印をいただけなかった場合にアプリでの記録や記念写真などをもってここにくれば、事前に各寺院から預かっている押印済みの御朱印を頂けるというシステム
※日付ははいらないぽいです
※2周目の重ね印などは対応不可
※可能な限り、すべて回り終えたあとで差替え対応させていただきたいとのこと
この時お話を聞いてすでに8月には実施されていますが専用納経帳に白紙が付属するようになりました
書き入れ対応ができる札所では白紙に書き入れていただき、ご住職など書くことができる方がご不在の場合は印刷された墨書きの用紙に印のみをいただき、無住・ご不在でそれも無理だった場合は0番札所で後日差替えをいただく
「いつかすべての札所の手書きの御朱印を揃えたい」
当日お話を聞かせてくれた方が四国遍路の納経帳をみながらおっしゃっていましたが、それを実現するための熱意とアイデアを感じずにはおれません
いままさに復活に向けて動き出しているところに立ち会っている気分でした
いつか「今は書家さんがいるけど、俺たちが回ったころはまだ印刷の用紙に朱印をいただくような感じだったんだよ」というようになるのかもしれません
0番札所では各種用品の購入や、専用納経帳の墨書きのオリジナルを見ることもできます
興味のある方、すでに回り始めている方もぜひ一度立ち寄ってみていただきたいです
ちなみにこの日はガイドブックと納札、それに車用のマグネットを購入してきましたヾ(o・ω・)ノ
残り100日あまり、関東三十六不動総開帳情報(9/5)
早いもので平成29年も9月に入りました
丁酉のお不動様総開帳も残り4か月、ほぼ100日程度となります
関東三十不動霊場会のホームページでいくつか発表・案内がありましたのでこちらでも紹介させていただこうと思います
来年も散華シールは在庫のある限り配布
在庫があるのか・w・? 来年も在庫がある限り散華シールはいただけるみたいです
ご本尊・童子図のカラー版はそのまま継続ということで、御朱印代400円に値上がりしたのはこのまま継続になりそうな予感
特別出開帳 お砂ふみ
4月に志村不動尊で行われた特別出開帳のお砂ふみが岩槻大師で行われるそうです
平成29年 9月28日(木) ~10月1日(日)
各寺院 平成29年丁酉歳 総開帳日一覧表
各寺院の開帳日一覧やご本尊を拝観できるかなどがまとめられています
どうして今頃になってでてきた(笑
たぶん私もそうでしたが、総開帳といえばお姿が見えるものと普通は考えるんじゃないかと思うんですよね、結構パンフレット片手に回っている方も多かったので問い合わせが重なったのかな?新たな情報から気になったところとわかる範囲での補足をいれてみます
第1番大山不動尊
毎月8のつく日は御開帳で有料で内陣を拝観できたはず(400円くらい)
第2番清滝不動尊
12月はお堂を閉めてしまうのかな?近いので今度聞いてみよう・・でも1月に参拝したとき御真殿から不動堂を通り抜けて下へ降りられた気がする
第6番神木不動尊
こちらはお不動様は絶対秘仏と書いてあった気がする、初不動の1/28法要の時も厨子は開いていなかったはず・・・
第14番目白不動尊
お堂の外から見えたお姿はお前立ちだったのか・w・;159月の28日に30分だけ拝観できるというのは初耳でした
今年は無理だけど酉年以外もぜひ行きたい!
第26番西新井大師不動堂
28日はお堂に入れるとのこと、前回は確かにお堂の障子が数センチ開いているだけで全く中はわからない状態でした
第30番不動ヶ岡不動尊
こちらのご本尊は写真でも載っていなくてわからなかったけど12/8のみ拝観できるとのこと
ホームページの年中行事をみてみるとその日は「お不動様のおすす取り・御開帳」となっています
まとめ
ご本尊のお姿を拝するのが全てではありませんが、それでも機会があれば・・と思うのは否定できないところだと思います
こうして霊場会のホームページで情報をまとめていただけるのは参拝する身としては大変ありがたいと思いました
なんとか今年、西新井大師と不動ヶ岡を回っておきたいなぁ・・・
そういえば冬至に合わせて関東三大不動の高山不動尊(埼玉県飯能市)も御開帳がありました
あそこももう一度しっかり調べておかないといけないなぁ・・・
*1:総開帳記念 散華シールの授与について
年内に巡拝を終えられなかったお方の為、散華シールの授与のみ一年間延長いたします。
平成29年年末から巡拝を始めても間に合います。
ただし数に限りがございますので、平成30年はお早めに巡拝ください。なくなり次第、散華シールの授与は終了となります。
各寺院によって、終了するタイミングは異なることになると思います。
「参拝しました」と申し出れば、一ヶ寺ですべての散華シールが入手できるような話もありますが、そのようなことはございません。
正式なものは各寺院のみで、授与しております。
尚、カラー版の童子図は、今後も継続いたします。
散華シールを貼る台紙は、本年12月31日で授与を終了いたします。
平成29年7月30日
伊豆88 第23番 日金山東光寺~箱根に祀られていた金銀2つの地蔵尊
(平成29年6月10日参拝)
いろいろ生活がばたばたしていて、参拝もブログも思うようにできずorz
すでに2か月以上過ぎてしまいましたが、伊豆88その後です
松崎や下田の御朱印ウォークは都合がつかず回れませんでしたが、伊豆にはここ数年縁があるので近くの札所を少しずつ回っていこうと言っているところです
今回参拝したのは箱根の山から伊豆半島へ抜ける伊豆スカイラインの熱海峠IC入り口付近、十国峠山頂から徒歩でも行ける第23番札所・東光寺です
第23番札所 日金山 東光寺
日金山東光寺(ひがねさんとうこうじ)は真言宗のお寺でご本尊は延命地蔵菩薩
このご本尊は源頼朝が建立したとされており、東光寺ももとは伊豆山神社の元宮とされておりました
伊豆地方の死者の霊魂はこの日金山に集まるといわれていて、お彼岸にお参りすると知り合いの後姿を見つけることができるんだとか
現在は無住のため、納経は24番札所の般若院で受け付けていただけます
なおお寺のホームページでは塔婆供養・御朱印は事前に電話連絡をと書かれています
ホームページがいつの頃のものかちょっとわからないので確認が必要そうです
境内を歩く
伊豆スカイラインの少し手前を熱海日金山霊園方面へ入り、霊園駐車場を通り過ぎると対向車がきたらやばい・・・という感じの細道になります
車が一台ぎりぎり通れるくらいで結構きつい山道です
十国峠山頂からのハイキングコースもあるので、のんびりのときはそちらからでもよさそうです
境内までたどり着くと結構開けていて、集会所になりそうな建物や納経所などお彼岸のころはにぎやかになるのかな?という感じのお寺でした
参道から本堂を望む
窓越しに本堂をのぞくと大きなお地蔵様がいらっしゃいました
ユニークな表情の石仏も
閻魔王と脱衣婆だそうです
婆のほうが怖い・w・;
鐘楼と相模湾・湯河原方面の眺め
鐘楼のところから相模湾が見えるんですがちょうど木々の間に街と海がみえて壮観でした
縁起の看板と納経所
看板に供養の初穂料金表などがありましたが、集印のところをみると、伊豆88・駿河一国・横道33の3つの札所を兼ねているようです
ともに観音霊場で駿河は島田市など静岡の西側から沼津にかけて、横道(よこみち又はおうどう)は南伊豆を中心に札所があるようでここ熱海は各霊場のエリアからは結構はずれているような気もします(だから番外なのか・・?)
御朱印
今回は誰もいらっしゃらないのでいただくことはできませんでした
24番へ行ったときにいただく予定です
ネットで検索してみたけど、こちらの御朱印は出てこなかった・・・
上の脱衣婆なんかはでてきたんですが(笑
箱根の金銀地蔵尊
箱根には日金山と白銀山があって、かつて金銀2つの地蔵尊が祀られていたと伝えられています
金はここ東光寺、銀は小田原市板橋にある板橋地蔵尊で、こちらの延命子育て地蔵菩薩像は弘法大師作と伝えられています
この地方では、新仏が出たときは3年間続けて板橋地蔵尊に参詣する慣習があるといい、大祭の日にお参りすると亡くなった人と瓜二つの顔の人に会えるといわれているそうで、日金山のお彼岸にお参りすると知り合いの後姿を見つけることができる、という話に通じるものがあります
ちょうど8月の縁日が板橋地蔵尊の大祭だったのですが、あまりに混雑するということで静かな時に一度行ってみたいと思っています
今日の一枚